2015年11月15日
【すごい!流通側も覚悟】ミカンコミバエの影響は
皆様こんばんは、またまた連投させてください、平井果樹園です。
過去記事はこちらです^^→→【早期根絶へ】ミカンコミバエへの対応
本日11/15の奄美新聞の一面です。

【全量廃棄 流通側も歓迎】~地元の協力と覚悟 鍵に
12月13日から、たんかん等の果実・果菜類は島外への出荷は禁止されておりますが、島内消費・加工利用は制限されていません。
これについて、奄美市の名瀬中央青果の社長の記事が掲載されておりました。
胸が熱くなる記事でしたので是非島民の皆様と共有したいと思いブログに載せさせて頂きます。
かいつまんでお話しますね、
名瀬中央青果、いわゆる市場の方が【全量廃棄がミカンコミバエの早期根絶に必要ではないか】とおっしゃっています。
市場は、通常持ち込まれた青果が競りにかけられ、手数料が利益となります。
市場でたんかん等の果実・果菜類の競りが行われないということは利益が減るということです。
その立場の方が、島内流通を禁止し、まずはミカンコミバエの根絶を!とおっしゃっています。
以下新聞記事抜粋↓
市場社長
「私たちには対象品目の出荷自粛を要請できるような立場にはなく、生産者からの反発される可能性もある」
「島内流通を許可する国の方針は本土への侵入対策はできるだろうが、島内でのまん延は是認しているようなもの」
「島内流通や自家消費も認めないよう国へ訴えるとともに、補償と防除対策を合わせて実施することで早期根絶してほしい」
平井果樹園も同感です。
島内流通を続けることは、ミカンコミバエの根絶と相反する行為だと思います。
奄美大島の生産農家、市場、生果店の多くは、全量廃棄への覚悟・協力体制ができています。
国へ各方面への補償と早期根絶にむけてさらなる防除の強化を強く要望します。
長文最後までお付き合いくださり有難うございます。
過去記事はこちらです^^→→【早期根絶へ】ミカンコミバエへの対応
本日11/15の奄美新聞の一面です。
【全量廃棄 流通側も歓迎】~地元の協力と覚悟 鍵に
12月13日から、たんかん等の果実・果菜類は島外への出荷は禁止されておりますが、島内消費・加工利用は制限されていません。
これについて、奄美市の名瀬中央青果の社長の記事が掲載されておりました。
胸が熱くなる記事でしたので是非島民の皆様と共有したいと思いブログに載せさせて頂きます。
かいつまんでお話しますね、
名瀬中央青果、いわゆる市場の方が【全量廃棄がミカンコミバエの早期根絶に必要ではないか】とおっしゃっています。
市場は、通常持ち込まれた青果が競りにかけられ、手数料が利益となります。
市場でたんかん等の果実・果菜類の競りが行われないということは利益が減るということです。
その立場の方が、島内流通を禁止し、まずはミカンコミバエの根絶を!とおっしゃっています。
以下新聞記事抜粋↓
市場社長
「私たちには対象品目の出荷自粛を要請できるような立場にはなく、生産者からの反発される可能性もある」
「島内流通を許可する国の方針は本土への侵入対策はできるだろうが、島内でのまん延は是認しているようなもの」
「島内流通や自家消費も認めないよう国へ訴えるとともに、補償と防除対策を合わせて実施することで早期根絶してほしい」
平井果樹園も同感です。
島内流通を続けることは、ミカンコミバエの根絶と相反する行為だと思います。
奄美大島の生産農家、市場、生果店の多くは、全量廃棄への覚悟・協力体制ができています。
国へ各方面への補償と早期根絶にむけてさらなる防除の強化を強く要望します。
長文最後までお付き合いくださり有難うございます。
2015年11月15日
【すごい!自主廃棄】徳之島の取り組み
皆様こんばんは、奄美のたんかん農家平井果樹園です。
連日ミカンコミバエのことばかりですいません。
過去記事はこちらです^^→→【早期根絶へ】ミカンコミバエへの対応
皆さんに知ってもらいたい、読んでもらいたいとの気持ちでアップさせて頂きますね。
11/15の南海日々新聞の一面です

徳之島ではアセロラとグアバの自主廃棄を行ったとの記事
いち早く対策本部を立ち上げ、行政と生産者の島民が一丸となって自主廃棄を決定しました。
徳之島は植物防疫法に基づく果実の移動対象にはなっていません。
これは、島民が【ミカンコミバエを根絶する】との思いを一番考えて実行した取り組みです。
この危機管理は素晴らしいと個人的に思いました。
奄美新聞の記事についてもお伝えしたく、後ほどアップさせて頂きます。
連日ミカンコミバエのことばかりですいません。
過去記事はこちらです^^→→【早期根絶へ】ミカンコミバエへの対応
皆さんに知ってもらいたい、読んでもらいたいとの気持ちでアップさせて頂きますね。
11/15の南海日々新聞の一面です
徳之島ではアセロラとグアバの自主廃棄を行ったとの記事
いち早く対策本部を立ち上げ、行政と生産者の島民が一丸となって自主廃棄を決定しました。
徳之島は植物防疫法に基づく果実の移動対象にはなっていません。
これは、島民が【ミカンコミバエを根絶する】との思いを一番考えて実行した取り組みです。
この危機管理は素晴らしいと個人的に思いました。
奄美新聞の記事についてもお伝えしたく、後ほどアップさせて頂きます。
2015年11月14日
【早期根絶へ】ミカンコミバエへの対応
皆様こんにちは、奄美のたんかん農家平井果樹園です。
平井果樹園では、昨年たんかんをご購入いただいたお客様へ【たんかん出荷停止のお知らせ】をお出ししましたが
たくさんの方から励ましのお手紙、FAX、お電話を頂戴しました。
そのほとんどが奄美大島全体への励ましの内容であり、奄美の皆様と共有したいくらいです><
感謝しかありません。心からお礼申し上げます。
来週には、主人も農林水産省大臣へ陳情書を手渡しに行くそうです、、、
良い話ができますように。。。
皆様ご存知の通り、ミカンコミバエが発見されたことによって
たんかんのみならず、多くの果実や野菜の島外出荷が禁止されました。(時期は12月すぎから)
しかし、島内消費や加工はOKだそうです。
平井果樹園では、島内消費や加工も行わず島内で生産されたものを一旦全廃棄したほうがよいと考えています。
もちろん反対意見もたくさんあるかと思いますが、全廃棄がミカンコミバエの根絶への近道だと思います。
(たんかん含めた果実などが長く木に実っているということは、ミカンコミバエがよってくるリスクも高まります)
早期根絶のためには【根を断つ】ことが大事です。
早く収束しますように><
余談ですが。。。
今日、島内の方からお電話がありました。
たんかんが欲しいとのことでしたので、ミカンコミバエの件で島外出荷ができないことをお伝えしました。
そうすると、、「違う箱に入れてばれないように送るから」との返答が。
ハッとさせられました。
そうだよな~私たち生産者にとっては大・大・大事件でもミカンコミバエの影響をご存じない方もいるんだよな~と
「少しくらいは大丈夫だろ~な」とついつい考えがちですが、私たちも周知徹底を心がけますので
島外出荷禁止にご協力をお願いいたします>_<
今私たちにできることはミカンコミバエを奄美で収束させること、日本の防波堤としての役割を果たすことだと思います。
大好きな奄美が早く元気になりますように★
2015年11月09日
たんかんとミカンコミバエ
皆様こんにちは、奄美のたんかん農家平井果樹園です。
11/7にたんかんの注文を頂いたお客様へたんかん出荷停止のお知らせをお手紙でお出ししました。
たんかんの申し込みはお受けできませんが、ご質問などがあればご連絡くださいませ^^
また本日11/9は農林水産省の植物防疫所の方々が来島され話し合いが行われるようです。
会議の内容等についても後日開示させて頂きますね。

では、以下私の拙い文章で読みにくいかもしれませんがお客様へお出ししたお手紙です。
全てのお客様へお手紙を出せたわけではないのでブログでも公開させて頂きますね。
============================================
2016年2月のたんかん出荷停止のお知らせ
お客様各位
拝啓
平素より平井果樹園のたんかんに格別なご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、2016年2月より発送予定しておりました“たんかん”につきまして
出荷停止を余儀なくされる事態となりましたのでご報告させて頂きます。
奄美大島で36年前に根絶したミカンコミバエという害虫が最近になって
奄美大島で多く発見されたことから、島で生産されたたんかんをはじめとする
ポンカン、パッションフルーツ、マンゴーなどの果実や野菜の島外出荷が禁止されました。
たんかんの注文について、すでに多くのお問い合わせを頂いておりましたが
島外出荷禁止の決定が11/4でしたのでお知らせが遅くなりましたことお詫び申し上げます。
ご質問やご不明な点はお電話(0997-53-0211)で承ります。
このミカンコミバエとは果実などに寄生し、やがて腐らせてしまう害虫で現在、日本本土にはいません。
人畜への影響はありませんが、作物にとって害虫であるミカンコミバエが
本土へ侵入するのを防ぐために、奄美大島が鹿児島及び日本本土の防波堤としての役割を果たさなければなりません。
たんかんの出荷停止は苦渋の選択と理解しております。
たんかんを心待ちにして頂いておりますお客様に多大なるご迷惑をおかけ致しますこと、
深くお詫び申し上げます。
たんかんの出荷ができるようになるまで何年かかるか分かりませんが、
また出荷ができるようになりましたらお手紙等でお知らせいたします。
その日がくるまで家族全員で畑を守っていく所存ですので何卒ご理解頂けますようよろしくお願い申し上げます。
本来であれば個々にご連絡すべきところ、略儀ながら書面をもってお知らせしますことお許しください。
敬具
●ミカンコミバエについての詳細
農林水産省のHPなどご覧くださいませ。
( 「農林水産省 ミカンコミバエ」 で検索するとヒットします)
また、インターネットで「平井果樹園」と検索頂けましたら、平井果樹園のブログでも
詳細をお知らせしております。
11/7にたんかんの注文を頂いたお客様へたんかん出荷停止のお知らせをお手紙でお出ししました。
たんかんの申し込みはお受けできませんが、ご質問などがあればご連絡くださいませ^^
また本日11/9は農林水産省の植物防疫所の方々が来島され話し合いが行われるようです。
会議の内容等についても後日開示させて頂きますね。

では、以下私の拙い文章で読みにくいかもしれませんがお客様へお出ししたお手紙です。
全てのお客様へお手紙を出せたわけではないのでブログでも公開させて頂きますね。
============================================
2016年2月のたんかん出荷停止のお知らせ
お客様各位
拝啓
平素より平井果樹園のたんかんに格別なご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、2016年2月より発送予定しておりました“たんかん”につきまして
出荷停止を余儀なくされる事態となりましたのでご報告させて頂きます。
奄美大島で36年前に根絶したミカンコミバエという害虫が最近になって
奄美大島で多く発見されたことから、島で生産されたたんかんをはじめとする
ポンカン、パッションフルーツ、マンゴーなどの果実や野菜の島外出荷が禁止されました。
たんかんの注文について、すでに多くのお問い合わせを頂いておりましたが
島外出荷禁止の決定が11/4でしたのでお知らせが遅くなりましたことお詫び申し上げます。
ご質問やご不明な点はお電話(0997-53-0211)で承ります。
このミカンコミバエとは果実などに寄生し、やがて腐らせてしまう害虫で現在、日本本土にはいません。
人畜への影響はありませんが、作物にとって害虫であるミカンコミバエが
本土へ侵入するのを防ぐために、奄美大島が鹿児島及び日本本土の防波堤としての役割を果たさなければなりません。
たんかんの出荷停止は苦渋の選択と理解しております。
たんかんを心待ちにして頂いておりますお客様に多大なるご迷惑をおかけ致しますこと、
深くお詫び申し上げます。
たんかんの出荷ができるようになるまで何年かかるか分かりませんが、
また出荷ができるようになりましたらお手紙等でお知らせいたします。
その日がくるまで家族全員で畑を守っていく所存ですので何卒ご理解頂けますようよろしくお願い申し上げます。
本来であれば個々にご連絡すべきところ、略儀ながら書面をもってお知らせしますことお許しください。
敬具
●ミカンコミバエについての詳細
農林水産省のHPなどご覧くださいませ。
( 「農林水産省 ミカンコミバエ」 で検索するとヒットします)
また、インターネットで「平井果樹園」と検索頂けましたら、平井果樹園のブログでも
詳細をお知らせしております。
2015年11月05日
たんかん出荷停止のお知らせ
奄美のたんかん農家平井果樹園です。
奄美の方はすでにご存知かと思いますが、奄美でミカンコミバエ種群が確認されました。
KTS鹿児島TV 平井果樹園と主人が出ています。
http://news.ktstv.net/e60621.html
数時間前に同じような記事ですがUPしています↓
2016年のたんかんは出荷できないことが決まりました。
ミカンコミバエは果実に寄生し腐らせてしまうやっかいな害虫です。
それに伴い、たんかんなどの果物類が島外へ発送することができなくなりました。
本土では発生していないので水際対策ですね。
平井果樹園では例年11/1よりたんかん受付が始まっており
すでに数百件のご注文を頂いておりましたので、昨日の国の方針決定を受け対応に追われているところです。
もう少し早く分かっていれば!という気持ちもありますが過ぎたことをグダグダ考えるよりも
今後どうするか、ということに全集中を注ぎたいと思います。
たんかんを楽しみにお待ちいただいていた方へ申し訳ない気持ちでいっぱいです。
たとえ、今は発送ができなくても、いつか収束したときにすぐ発送ができるように
畑の管理はしていかなければなりません。
おそらく最低2年は出荷ができませんがめげずにたんかんと向き合っていくと強く決心しています。
お客様へは定期的にお手紙をお出ししたいと考えていますのでよろしくお願いします^^
ではではご質問などございましたらご連絡くださいませ。
心からの感謝を申し上げます。
平井果樹園 3代目園主 平井孝宜

2015年11月05日
2016年のたんかんは出荷できないことが決まりました。
皆様こんにちは、奄美の平井果樹園です。
一部のお客様へはたんかんの注文案内書をお出しし、たくさんの注文を頂いておりますが
誠に申し訳ございませんが本年度はたんかんの出荷ができないことがわかりました。
平井果樹園だけではなく、奄美大島全島においてたんかん・ぽんかん・パッション、マンゴーなど果物類全てが
奄美より移動が制限されます。
理由はミカンコミバエ種群が奄美で多く発生したためです。
このミカンコミバエは、果実に卵を産み、その果実は最終的に腐ってしまうという大変恐ろしい害虫です。
このミカンコミバエが本土にいかないよう奄美大島で駆除する必要があります。
そのためには、奄美で生産されている果物、トマトなどの野菜全ての移動の禁止が余儀なくされます。
おそらく、たんかんは全て破棄しなければならないと思います。
大切に育ててきたたんかんをお届けすることができないこと非常に悲しいですが
まずは現状を受け止め、今後の策を練りたいと思います。
お客様へは改めてお手紙をお出ししようと考えておりますのでいましばらくお待ち頂ければ幸いです。
最短での終息を心より心より願います。
農林水産省URL
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/151102.html
奄美新聞URL
http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20151104-3
KTS鹿児島TV 平井果樹園と主人が出ています。
http://news.ktstv.net/e60621.html
MBC南日本TV
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2015110400012908